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2019年1月鵠沼海岸にて
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長崎の沖にある端島 通称軍艦島を訪れる機会があった。
石炭を採掘するために小さな島を拡張しできた島で、480メートル×160メートルのエリアに一時は5000人もの方が生活されていたそうである。 島の炭鉱で働く方の家族に加え、病院、学校、商店、スナック、パチンコ屋など生活を支える方々も集まり、そのために当時としては珍しい9階建ての建物などが建ち、電気も不自由なく使えるある意味近代都市だった。 しかし、エネルギー政策の転換により、1974年に炭鉱は閉鎖され、島民はいなくなった。 軍艦島では軸となると産業 炭鉱の撤退が決断され、自給自足が困難な島であったため、それとともに無人島になった。 現在の過疎地域では、軸になる産業が衰退して、それを支える人が徐々にいなくなるという現象が起きているが、自給自足が可能なため、一気に人がいなくなることはない。 自治体も住民がいるうちに一生懸命 移住推進をし人を集めるているが、なかなか進まないのが実態である。 単に人を集めるのではなく、軸になる産業(仕事場)を作ることで、結果それを支える人が集まる仕組みを作りを作っていく必要がある。 現在進めている高知でのプロジェクトは仕組み(経済圏)つくりを重視して進めようと思う。
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ある金融機関のトップと最近 答えだけを求める傾向が増えたのではないかという話をする機会があった。
インターネットでその答えだけを見つけるように、目標達成だけを求める経営者が増えたという。 最近多い企業の問題も目標達成を重視した経営によるもののように感じる。 昔は、目標を達成するプロセスが重視され、その方向性を描き、決めるのが経営者の役割でその結果 目標が達成されるのだが、いつのまにか、数字が重要視され、プロセスの重要性が低く見られるようになった。 プロセスを自分で経験することで、プロセスに潜む、課題も理解でき、新しく気づくこともあり、それがよりプロセスをよくする好循環が生まれる。 AIも活用して益々 プロセスを削減する動くが加速するが、その中で自分で経験し、プロセスを組み立てられる人材を作っていくことが重要となるのではないだろうか? 今後もプロセスにこだわったことをしていきたいと思う。 最近、航空券とホテルを予約するケースが増えている。
航空機とホテルを別々にとるのではなく、セットでとることで通常の価格より安くとれることをご存じだろうか? 航空機とホテルのセットは楽天トラブルやじゃらんといった旅行サイトでも販売されているほか、JALやANAの公式サイトでも販売されている。 ここで驚くのは、価格決定のメカニズム。 おそらく需要と供給の予想と実際の状況をリアルに取り込まれ、価格が変化しているようである。ちなみに、今回は(朝便+ホテル1泊+昼便)より(夜便+ホテル2泊+昼便)の方が安いため、後者の日程で調整。 価格は 2泊<1泊<日帰りの順になる。 もっとも、繁忙期などそもそも需要が高い場合は、逆に日帰り<1泊<2泊となる。 なお、同じ便、ホテルでもサイトにより価格は異なる。 この仕組みのおかげで、プライベートでも、仕事でも非常にメリットを受けている。 金融なら、ATMの混雑度合いで振込手数料をダイナミックに変えるのはどうだろうか? 昨年から何度か通っている高知県中土佐町矢井賀地域で 住民の皆さんと将来にわたって持続可能な集落を作っていくプロジェクトに関わらせていただくことになりました。
100名強の住民で 80歳以上の方が圧倒的に多い集落です。しかし、住民は元気で明るい ある意味豊かな街。 今後の不安ややってみたいことをみんなで話あり、住民が外部の方々とデジタルも活用し、将来に渡り 楽しく暮らせる集落の実現を目指します。 久しぶりにIKEAに行って、たまたまパンフレットを見ているとなんとIKEAにカーシェアリングサービスがあることを発見。調べると2017年からタイムズ24社との提携で提供されているそうです。
IKEAでたまたまほしいものがみつかり、車でくればよかったなんて経験がある方にはうれしい。ただし、私自身が使うかといわれると疑問ですが・・・ とはいえ、単なるカーシェアリングとしても使えるので、きっとIKEAもタイムズ24もマイナスではないということで 実現されているのでしょう。 これで利益が上がるとは思えませんが、新たな顧客の発掘につながる可能性もありますし、サービス化した両社のスタンスが立派です。 今後は、目先の利益より新たな顧客発掘の機会を提供することがより重要になる現れです。 先日 教育関係の展示会に参加してきた。
教育のデジタル化はものすごい勢いで進んでいることを実感できた。 黒板は電子化されネットにもつながり、生徒のタブレットや他の場所とも連携する。 遠隔授業のプラットフォームもクラウド化され非常に安価で提供される。塾やカルチャースクールの経営者が使うサービスも講座の申し込み、振替、連絡機能に月謝の決済などをまとめプラットフォーム化されている。 食堂、売店など学生のIDと紐付け学校内のキャッシュレスを推進するプラットフォームもある。 個別のサービスがクラウド上で連携されることで効率の良い業務と経営を支援するプラットフォームである。 よく地域金融機関の方とお話をしていると我々は自治体や学校などのお金周りの管理で古くからつながりが深い言われることが多いのだが、デジタル化が進む中、自治体や学校などのデジタルプラットフォームでも銀行のプレゼンスを維持できるのだろうか? 少なくとも今回見た展示会では従来型銀行の影は見えないが大丈夫だろうか? プラットフォームを作れない場合もエコシステムの中に入るための動きを始めるべき時期に来ている。. 先日の働き方改革EXPO でコニカミノルタのブースが気になり話を聞いた。
初めは複合機を絡めたペーパレスソリューションかなと思っていたのだが、いい意味で期待を裏切る働き方改革のソリューションであった。 2013年からプロジェクトを立ち上げ、自社の働き方を改革すると同時に、働き方改革のコンサルを外部向けサービス化を企画したそうである。 プロジェクト立ち上げのきっかけはそもそもの主力商品である複合機での拡大は難しいと言う危機感だと言うことであった。 オフィス環境を見直し、テレワークや紙の削減を積極的に推進するそんなプロジェクトチームにはオフィスデザイナーや建築家など従来の社員にはないスキルをもったメンバーが多数外部から採用され、それにより質の高いサービス化ができたとそうである。 自社製品の売り込みのためという発想はなく、敢えてハードではなくソフトで勝負する、複合機と紙の削減という一見相反するサービスを推進する。従来型ビジネスを否定するわけではなく、それは既存の部隊が頑張る。我々は別の世界を頑張ることで、相乗効果が生まれるとのことである。 金融機関でも、強い従来サービスがある会社は、既存ビジネスを縮小させるような取り組みを否定するケースが多い。せっかく立ち上げても、つぶされるケースもある。 今後は、新たなサービスを生み出す力に加え、それを続けることが重要になるのだろう。 先日タクシーの運転手の方と新型タクシーについて話をした。
従来のタクシーは基本設計は20年ぐらい前でそれを利用される続けていたが部品の供給がむづかしくなった、新しいものはロンドンまで専門家が視察に行き、設計されたらしい。 スライド式のドアにより、開閉時の安全性が増し、しかも狭い場所でも乗り降りができるようになった。また、従来と同様に燃料はLPガスだがハイブリットになったことでトルクも増え、燃費も向上したとそうで好評とのことである。 そんな中で、唯一過去から受け継がれたのはドアではなくボンネットの横に付くフェンダーミラーで、首を大きく振らなくとも見え、車幅もわかりやす運転がしやすいとのことであった。この点はドライバーの意見も取り入れられたそうである。 なぜ、一般車にLPガス燃料車やフェンダーミラーの車がないのか 不思議ですねという話でちょうどタクシーを降りたが、楽しい会話ができた。 自動運転技術により、ドライバーがいらなくなるとフェンダーミラーは消えるだろうが、自動運転のタクシーになっても、必要な時に楽しい会話ができる環境は残して欲しいと思う。もっとも会話の相手は人である必要はない。 アナログサービスで進化した新型タクシー、次はデジタルサービスの自動運転タクシーになる。アナログサービスの店舗をデジタルで進化させる金融機関もデジタルサービスの店舗を検討を始める必要があるのではないだろうか? 先日高知に出張した際、空港からのバスでpaypay が使えるようになっていた。また、高知市日曜市でも利用可能店舗(露店)がまた一つ増えていた。
他の地方でも交通系ICカード、クレジットカードも使えないがスマホ決済だけは使える店も増えている。 スマホ決済を利用する場合に気になるのはスマホ決済の対応に不慣れなお店の方もまだ多い点である。 あるアンケートで スマホ決済アプリを利用しようとしたが、お店の方がわからなく断念したという話が載っていた。 大手のチェーン店であれば本部で教育するなどできるが、地方の飲食店や商店の教育は誰がするのだろうか? 地域金融機関が単に加盟店数を増やすだけでなく、アフターフォローを丁寧に行うことでキャッシュレスの定着を推進することを期待する。 うちの地域は交通系ICもないし、クレジットカードが使えるところも少ないのでキャッシュレスのまだまだという地域の方がキャッシュレス化のメリットが大きいはずである。 今年もSBIホールディングスのインフォメーションミーティングに参加してきた。毎年恒例で北尾さん自らが昨年度の業績と今後について、株主に対しわかりやすく説明する場である。今年も約二時間丁寧に説明されていた。
内容もさることながら、トップが自らの言葉でわかりやすく説明するところが非常にいい。 他の金融機関も 経営トップが自らの言葉でビジョンを共有することが必要ではないだろうか? 中期経営計画をただ読み上げるだけでは、今後 選ばれる金融機関にはなれない。株主だけでなく、従業員、顧客に対しても同じである。 いずれにしても、今後ますますSBIグループの動きから目を離せないことは事実であり、SBIグループの経済圏に多くの企業が巻き込まれていくことになるだろう。 |