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2019年1月鵠沼海岸にて
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先日高知県中土佐町のゲストハウスでお遍路の旅をされている方々とお話をする機会があった。朝から早く起き、各地を回りお参りをして、宿泊をする。それぞれの地域でおいしいものもたべ、宿で人と会い交流する。お金も時間もかかり、健康じゃないとできない 究極の道楽ですよ と皆さん言われていた。とはいえ、安く上げるため、安い宿を探すのも大変、外人お遍路さん向け地図には最新のゲストハウスが掲載されているが、日本人向けの地図には従来型ホテルや宿が中心、仕方なく 外人向け地図を購入し使っていますとのこと。皆さんで 次はどういうルートでどこへいく、どこへ泊るなど どこの宿はいいなど 情報の交換がかなり詳細に行われる お遍路さんのコミュニティが存在することを実感。
話を聞いて、スペインの銀行で長期バカンスでくる方々に彼のニーズに合わせ、別ブランドで展開するサービスを提供する銀行があったのを思い出した。 お遍路のために、お金をため、健康を維持し、旅をするためのサービスに特化した銀行ブランドを作ってはどうだろうか?お遍路ルート案内、宿泊情報、飲食店情報に関連の予約や決済サービス(ATM位置情報を含む) さらには、ローンや積み立てなどなどの金融サービスがついた お遍路さんに特化したスマホ銀行の登場を期待する。 なお、私と話された方々は久しぶりにお遍路さん以外の方と話ができてうれしいと話されていたのが印象的であった。
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某アパレルで服を購入するとメールが届き、買った服を着た写真をアップするとポイントがもらえるサービスに誘導された。ファッション誌にあった読者モデルの掲載を自社のアプリ上で購入者にやってもらるものであり、それを見た人はコーディネイトの参考にし、気に入ればクリックし購入できる。写真をアップした人にはポイントが付く。
RoomClipという個人が部屋の写真アップするサイトは 部屋の飾りつけの参考になり 気に入った商品にリンクが貼られ購入も可能である。ここにはスポンサーがつく。 インスタグラムの料理の写真から、料理をタップすると食材のセットが購入できるアカウントもある。 人がものを買いたいと思ったときにすぐ 購入できるようにするサービスであり、人がものを買いたいと思う場を提供するサービスでもある。欧州の金融機関はECサイトと組み、購入のためのローンも即時に実行可能にしている。購入のきっかけを提供するビジネスはますます拡大しそうである。 最近 スタートアップ企業をはじめ 新しめのビジネスモデルをしている方の話を聞くと 個人向けのサービスであっても、法人と契約することで、その顧客や従業員にサービスを提供するというB2B2Cモデルが多いのに気が付く。自分で新たに個人顧客を獲得するよりも効率的でコストもかからず、リスクも少ない。中間に位置づけられる企業は自社の顧客や従業員の満足度向上につながりプラットフォーマーとしての利益もある。当然、サービスの提供を受ける個人も質の高いサービスが受けらえうれしいというWin-Win-Winの構図である。
従来金融機関は中間的な位置づけの企業のサービスであったため、その位置づけを好むが、サービス供給側の位置づけになることもそろそろ考える必要がある。ネットで他社から自社のAPIが選ばれるようになることをすぐ考えるべきである。他業態のリアル店舗でデジタルの金融サービスを提供するのも一般化するはずである。 欧州の金融機関では選ばれる金融サービスになるためB2B2Cモデルの中間的法人向け営業が組織化されているところもある。いずれにしても、今までのビジネスモデルを変更するために何をしないといけないを考える時期にきている。 ソニー銀行とクラウドクレジットが開催するクラウドファンディングに関するセミナーに参加した。
日曜日昼に銀座で開催されたセミナーでは、参加者はクラウドファンドに関する概要の説明を熱心に聞いていたい。 いくつかのタイプがクラウドファンディングにはあるが、いずれも預金、投信、債券(公共債/社債)、株式など従来型の商品の枠に入らない 商品であり、その提供が徐々に 広がっていることを感じる。 まだまだ 供給量の安定など課題も多いと感じるが、幅広い金融機関が前向きに取り扱いをすることで投資家のすそ野が広がりマーケットが拡大することを期待する。 従来型の金融機関でも、商品の特性を理解し、新しい商品を適切なチャネルで地域の顧客に提供する態勢が必要になってくるだろう。 プレマーケティング的な販売手法という方法も検討してみてはどうかと思う。 某金融機関のコンタクトセンターに手続きのため電話をかけた。
最初は機械が応答し、口座番号などの入力を促し、その後オペレータへつながる。 ここまでは、予想通りだったが、オペレーターとのやり取りの合間に キャッシュカードの暗証番号の入力による本人確認や 手続き内容の承認確認は相手が機械に代わり応対。 人とデジタルが融合した応対フローになっていた。 たまにしか使わないので、気づかないが着実にリアルとデジタルの融合フローが浸透しているようである。 おそらく 店舗でも同様な融合が進むだろう。 より多くの金融機関が同じ取り組みができるように応援したい。 AIに関する本を読み、イベントにでるとAIがビジネスを変えている例が増えてきている。
AIによるリコメンド精度が向上すると 注文前に商品が届き、気に入れば注文、気に入らなければ返品という流れもできるらしい。 これにより、低コストの返品プラットフォームが生まれることになり、さらにそれが活用される。 いつ実現されるのかわからないが きっと実現するんだろう。 金融の業務では不備の追及に多くの時間が費やされ、不備がおこらないようにするためにもさらに多くの時間が費やされている。 不備の発見がAIにより効率化され、さらにAIをつかった自動補正が可能となれば、全体として大きな時間が短縮化されるが、そもそも不備が起きる前にAIがアドバイスする方が効果が高いかもしれない。 また、不備がない情報を共有することができればさらに効率は上がる。 単に既存作業の置き換えではなく、AIをどのように使うかを考え、業務を変えることで効率性や正確性をあげることがより重要になってくる。そのためには他社との共有も必要になる。 現実には横断的な検討がなかなか難しい現実がある。 いずれにしても、AIの活用で世の中がどう変わるか 非常に楽しみである。 地方で地域金融機関の店舗が閉鎖になり、ATMすら撤去されていく中、コンビニや大手スーパーができ、流通系銀行のATMが増えている。
買い物で電子マネーを使う地元の方々も増えている。 話題のスマホ決済が使える店も確実に増えている。 地方金融機関がほぼ独占していた地方公共料金などの引落も流通系銀行でできるところが増えている。 最近 スマホを始めた。もっともっと使い方を覚えたいと インスタグラムを始めたいという地元の年配の方が言っていた。 地方でも、年配の方にもスマホは広がっている。 相変わらず、うちの顧客はスマホも使わない高齢者中心なので対応は後回しに、という地方金融機関も多い。 スマホが普及する前に着々とインフラを拡大する金融機関と、普及してから対応する金融機関 どちらが選ばれるだろうか? 地域で行われる地方創生や活性化にかかわる方々のイベントや個別の打ち合わせでお話を聞くと 地方の金融機関の存在感が残念ながら薄いことに気が付く。
お金借りる時ぐらいかな~。 クラウドファンドの相談もできなくて、でも、金融機関で取り扱い始めたら手のひら返したように売り込みにくる。スタートアップの資金相談には積極的にのってくれない。各金融機関に地方創生とかの担当はいる見たいだけどね~。 などなどの声が聞こえてきた。 一方金融機関の方に話を聞くと、現状ベースの活動もすべて地域に密着しており、それで手いっぱいで新しいことには手が回らない と嘆いている。 多様化する顧客のニーズにどうこたえるか、改めて地域金融機関の良さを発揮し、存在観を高める必要があるのではないだろうか? おそらく、AIなどデジタルの活用が大きなカギになるだろう。 高知市内の日曜市に行ってみた。全体でおそらくキャッシュレス決済のお店は1店舗。その店はPaypayとOrigamiが利用可能であった。
一日で15000人も訪れするという高知の日曜市でキャッシュレスが実現されると利便性が向上されることはいうまでもないが、どこの地域から来た方がいつどこの店で何をかったかがわかることになり、このようなデータは自治体にとっても個別の出展者にとっても大いに活用できるものになるだろう。なお、情報は個人を特定する必要はない。 キャッシュレスは単に現金のデリバリーがなくなり便利になるだけでなく、情報が蓄積され新たな付加価値を生むことことが期待される。 だれか一緒に日曜市や、ひろめ市場のキャッシュレス実証実験を行い、その経済的な価値を試してくれないだろうか? 先日SansanのInnovation Project2019に参加した。多くの企業が参加されれ、名刺の情報をベースに様々な利用法が提案され非常に興味深いものであった。
様々な企業と連携することで、いろいろな切り口で情報活動のアイデアが湧いてきているのだろうということがわかる。 情報を管理は、安全に情報を管理し、他の人に使わせないという時代から、安全に情報を管理し安全に活用させるという時代に変わりつつある。 銀行はお金を預かり、金利を付けるなど付加価値を提供したのと同じように、お客様の情報を預かり付加価値を提供することが求めらられるのではないだろうか。 |